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金子みすゞ『土』

金子みすゞさんの詩を紹介します。



『土』


こッつん こッつん
たれる土は
よい畠になつて
よい麦生むよ。

朝から晩まで
踏まれる土は
よいみちになつて
車を通すよ。

打たれぬ土は
踏まれぬ土は
要らない土か。

いえいえそれは
名のない草の
お宿をするよ。




彼女の詩を読んでいると
普段忘れて見過ごしていたものに気付かされます。

それは生きる上ですごく大切なものであるのに
なぜか世の中では注目を浴びません。
僕も普段は気付かずに生きています。

この詩(に限らず彼女の詩の多くで)は
どんなものにも意味があるということにとどまらず
それをやさしく見つめる
人間の心の美しさも歌っているような気がします。


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金子みすゞ | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/05/22 14:23

金子みすゞ『白い帽子』

今回は金子みすゞの詩の紹介です。



『白い帽子』

白い帽子、
あつたかい帽子、
惜しい帽子。

でも、もういいの、
失くしたものは、
失くしたものよ。

けれど、帽子よ、
お願ひだから、
溝やなんぞに落ちないで、
どこぞの、高い木の枝に、
ちよいとしなよくかかつてね、
私みたいに、不器つちよで、
よう巣をかけぬかはいそな鳥の、
あつたかい、いい巣になつておやり。

白い帽子、
毛糸の帽子。



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金子みすゞ | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/05/06 21:11

金子みすゞ『芝草』

再び金子みすゞの詩です。


  『芝草』

 名は芝草といふけれど、
 その名をよんだことはない。

 それはほんとにつまらない、
 みじかいくせに、そこら中、
 みちの上まではみ出して、
 力いつぱいりきんでも、
 とても抜けない、つよい草。

 げんげは紅い花が咲く、
 すみれは葉までやさしいよ。
 かんざし草はかんざしに、
 京びななんかは笛になる。

 けれどももしか原つぱが、
 そんな草たちばかしなら、
 あそびつかれたわたし等は、
 どこへ腰かけ、どこへ寝よう。

 青い、丈夫な、やはらかな、
 たのしいねどこよ、芝草よ。


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金子みすゞ | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/04/25 20:25

金子みすゞ『私と小鳥と鈴と』

今回は童謡詩人・金子みすゞの詩を書かせてもらいます。


  『私と小鳥と鈴と』

 私が両手をひろげても、
 お空はちつとも飛べないが、
 飛べる小鳥は私のやうに、
 地面ぢべたを速くは走れない。

 私がからだをゆすつても、
 きれいな音は出ないけど、
 あの鳴る鈴は私のやうに
 たくさんな唄は知らないよ。

 鈴と、小鳥と、それから私、
 みんなちがつて、みんないい。 



色々なプレッシャーによって消耗しているときは、
金子みすゞの詩を読むと癒されます。
おそらく僕の心に足りないものを与えてくれるのだと思います。
ですからそれは、僕の心を忠実に現しているこのブログにとっても
足りないものなのかなと思います。

これからたまに彼女の詩を紹介させてもらいます。
まずは有名な『私と小鳥と鈴と』でした。
仮名遣いが旧いものなので少し読みにくいかもしれませんが、
僕はこちらの方が雰囲気が出て好みです。


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金子みすゞ | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/04/13 21:02
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