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秋風は哀愁を誘う

散歩していて。

“これで終わったら僕の人生何もないなぁ。”
“何も残さなかったなぁ。”

そんな思いがどこからともなく溢れてきた。

“もう考えなくて済んで、
 もう苦しまなくて済んだ。”

意図的に実験的に
それでも不可避にやってきた外的な要請から
一旦そういう“場”に立った。

これで終わるのは嫌だなぁ。
寂しいなぁ。
そりゃないよ。
何にもしてこなかった。

あたりの山はもうすっかり紅葉づいて
野原の秋草も寒風になびいている。

沈鬱でもない。
悲痛でもない。
陰惨でもない。

僕自身も、僕の感情も、何とも形容ができない。

風に吹かれる度に皆一斉に波をうってみせるススキ。
“おお、君らは次の世代にバトンタッチしていくんだろう。”

秋や冬の草木には同情は相応しくない。
健気にも朽ちたその姿の内には、芯のしっかりとした温もりがある。

けれども同じように朽ちてゆかんとする僕の身体を
僕は傍から眺めていても
僕の精神はそこから温もりを嗅ぎとってはくれない。

“すべてのものが次の世代へ次の世代へとバトンタッチして
 そうしていつまでも続いていく。”
“僕自身もその営みの一部を担っているのだろう。”

きっと“できる人”なら哀愁と歓喜と感謝に打ち震えるだろう。
でも今の僕の心の中にあるのはただ哀愁ばかりだ。

ああ、何も残さなかったなぁ。
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つぶやき | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/11/27 15:34
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