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人に成る

ここ十年くらい、僕は鬼だった。特に後の5年ほどは。

生まれたときは仏だったのかもしれない。
それが1年また1年と年を重ねるにしたがって、やがて獣が目覚めてきた。
だが同時に親のしつけによってそれはよく制御されていた。

だが一人前とされる年齢に達する頃には
親から与えられたそのリミッターの使用期限が既に差し迫っていた。
リミッターはほどなく機能停止した。

その後制御を失った半獣が獣化に獣化を重ねるのは当然だった。
そのくせその獣は自分こそが人間だと言い放った。
だがその口がもう獣のそれだった。

人になることを願った獣はやがて人の形を得た。
だがその人様の生き物はたった一点でだけ人とは異なっていた。
彼には角がはえていた。
彼は鬼だった。

それが僕だった。

今改めて思う、人とは何か。
人とは仏になろうと悔い改めた鬼のことではないか。
悔い改め、仏になろうと願ったところから
ようやく人間一年目が始まるのではないか。
人間というのはヒトから人に「なる」ものではないか。
その足跡を道というのではないか。

「人に成る」
成人とは奥深い言葉なのだろう。
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人間観 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2014/01/04 16:46
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